心配事いろいろ。

取り合えずまずは、結社「桜桃～ゆすらうめ～」の存続。

団長の里奈さんが学園を去るということで、２代目の団長を選出しなければ、結社が無くなってしまう。
だけど正直、こっちは何とかなる気がする。
候補者はたくさんいますし、ね。
私は今年で卒業なので無理ですけれど。


二つ目は、やはり結社。
「銀色の月」の存続問題。
団長が復帰未定の休止にはいり、そのまま卒業。
団長代理の相上さんは私と同じで今年卒業。
来年どうなるのか・・・こっちは全く見通しが立っていない。

さらに心配なこと。

だけれど、私はこのことに口出しできる立場じゃない。
私は彼女のことを何も知らない。
彼女がどんなことで苦しんでいるのか、どんなことでふさぎこんでいるのか・・・。

何も知らない私は、何かを言う権利はない。
人はそれを薄情だというのかも知れない。
何も知らなくても「がんばれ」と元気づけることや「大丈夫？」と優しく尋ねることはできるだろうと、人は言うかもしれない。
だけど、そういう人は、知っているのだろうか。
「がんばれ」や「大丈夫？」という言葉の無責任さを。

私には何も言えない。
本気でダメなとき、それらの言葉はただ人を追い詰めるだけだから。
彼女について何も知らない私は、それらの言葉をかけることさえ躊躇われる。

だから私は、月に祈ろう。
彼女が元気になることを。
私にできるのは、それだけだ。