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シルバーレインのキャラクター「皆坂柚流」のブログです。 初めての方は「このブログについて:about」をご覧くださいませ。
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プロフィール
HN:
皆坂柚流
年齢:
33
性別:
女性
誕生日:
1990/07/16
職業:
女子大生兼アイドル
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背「つい2週間ほど前インフルエンザらしきものにかかりました」

柚「らしき物ってなんですか・・・」

背「いや病院いかなかったから。金曜から熱が出て、日曜に引いたからふつーに仕事行ったし」

柚「・・・危ないですねぇ・・・・職場に広まったらどうするつもりだったんですか」

背「大丈夫。うちの職場12月頭に半分くらいダウンしてるから。もう免疫できてるっしょ」

柚「・・・」

背「でね、熱出して寝込んでるときになかなか興味深い夢を見たんですよ」

柚「夢ですか」

背「うむ。今までに見たことない夢だった」

柚「それはどうのような?」



背「時に柚流は、ルークとセシリーはわかるかい?」

柚「どのルークとセシリーですか」

背「刀鍛冶の」

柚「まぁわかりますよ」

背「その二人が結婚をするという話でね。私は知人として式に参加してるわけですよ。
  ところが私の立場がなかなか特殊でね?」

柚「どう特殊なんですか?」

背「ゾンビなの」

柚「・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」

背「ゾンビなんですよ。死んでるんですよ、私。しかもなりたてフレッシュ。キミらの世界で言うなら、死んだばっかだから理性も残ってるし、腐食も全くしていない地縛霊みたいな」

柚「・・・・・・・・。」

背「で、死んだ理由が、どうやら二人を身を呈して守ったかららしいのね。だからゾンビなのに周りのみんなから感謝されてるのよ。『君のおかげであの二人が結婚できるんだ』みたいに。
  で、まぁ恙なく式が進んでいくんですよ。
  ところが式の途中で私の体に異変が!」

柚「・・・どのような」

背「こう、胸のあたりに激痛が走ってですね、苦しくなるんですよ。こう、ゾンビとしての本能が理性を侵食しているような。
  でもせっかくの式を台無しにするわけにもいかないから、必死で耐えるわけよ。耐えて耐えて、式が終りに近づいて、二人が教会から退場を始めるのね。
  あ、式場ははこじんまりした教会でね。石畳でレンガ造りみたいなそんなイメージね。長椅子が並んでて。」

柚「で、二人が退場して式が終わるわけですか?貴方は最後まで耐えきったと?」

背「ところがそうは問屋がおろさないんだよこれが。」

柚「・・・・」

背「式が終わりかけて、私、ほっと一安心するわけですよ。耐え抜いた、と。
  ところが、ほっと一安心したら、突然喉にナイフを突きたてられるんですよ」

柚「・・・・・・・・・・・・・・・・は?誰にやられるんですか」

背「式の参加者たち。
  次から次へと四方八方からザクザクとナイフがね、のどにね?
  しかも笑顔でね?」

柚「・・・・・・」

背「で、私は倒れるわけよ。ルークとセシリーはそれに気付かず教会を出ていくわけ。
  しかもそれで終わるかと思いきやだね。」

柚「まだ何かあるんですか」

背「こう、教会ってさ、なんていうの?祭壇っていうかさ、神父さんがしゃべる教壇みたいなのあるでしょ?
  アレの横の石畳が一枚外れてだね。穴がぽっかりと開くわけですよ」

柚「ははぁ・・・・。」

背「で、首から血をだらだら流しながら、そっちに引きずられていくわけ。
  私は『冗談じゃない。こんな終わり方納得できるか』って思いながら抵抗するんだけど、まぁほら、喉やられてるから声は出ないよね、抵抗むなしく引きずられていくんですよ」

柚「で、穴に放り込まれると?」

背「穴に放り込まれる直前で目を覚ますんよ」

柚「最悪ですね」

背「でしょー?どう思うよこれ。ほら、夢診断とかあるじゃない?」

柚「まぁろくな結果にはならないと思いますよ?一度精神病院行ったらどうですか?」

背「いや、夢一つで精神病院ってひどくね?」

柚「そうですか?まぁどちらにしろろくな夢ではないですねぇ」

背「いや全くだよ。久々に覚えてる夢がそれだからなぁ。
  もう一個見た気がするんだけどそっちは覚えてないんだよね」

柚「きっとそっちは幸せな夢ですよ」

背「・・・・・。」

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